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2009年7月

夏の日

梅雨がとうに明けたというのに、曇りがちな日々。


湿気を含む空気がむわっと身体を包む。


夏の日。


クーラーの取り付けが終わっていなかった部屋は、寝苦しい夜が続いていた。


同居人はあまりの暑さに実家に帰っていて、私はひとり扇風機を回していた。


黒いスクーターで遥々やってきて、当たり前のように部屋に入り、


汗だくのシャツの中に風を送り込むように、扇風機を抱える貴方。


今。


クーラーの効きすぎる部屋で過ごしながら、込み上げる懐かしさ。

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七夕

七夕の夜。何気なくベランダから空を見たら、


雲と雲の隙間の月明かりがとても明るかった。


彦星と織姫が逢っている、そう思えた。


七夕に産まれた、遠くにお嫁にいった友人が、


七夕の前日に女の子を出産した。


元々、子供が大好きでふんわりとした彼女だから、


きっとふんわりとした家庭を築くことだと思う。


本当に本当におめでとう。

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7月です。

今年1年の半分が過ぎました。


梅雨は容赦なくジメジメとした空気を漂わせて、


雨は降ったり止んだりと気まぐれに街を濡らします。


そうして、この梅雨が明けたなら、夏への扉が開かれる。


湿った気持ちから、私も一歩を踏み出してみようか……


そう思いながらも、その一歩がなかなか踏み出せずに、


気が付けば幾度もの季節を通り過ぎてきた。


行こうか、それとも戻ろうか。


そう考えることすら止めて、立ち止まることを選択。


変化は嫌いではないけれど、変わらないことや繰り返すことに安堵する。


季節は変わる、でも必ず巡ってくるものだと、


知っているから春夏秋冬の移り変わりを好むのでしょう。


一歩先には、夏の空のように晴れやかな未来が見えるかもしれない。


その先には穏やかな秋空。


互いの心と心のぬくもりを感じる冬景色。

そうして、新しい生命の息吹く春。


一歩踏み出せるのか、夏。

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