夏の日
梅雨がとうに明けたというのに、曇りがちな日々。
湿気を含む空気がむわっと身体を包む。
夏の日。
クーラーの取り付けが終わっていなかった部屋は、寝苦しい夜が続いていた。
同居人はあまりの暑さに実家に帰っていて、私はひとり扇風機を回していた。
黒いスクーターで遥々やってきて、当たり前のように部屋に入り、
汗だくのシャツの中に風を送り込むように、扇風機を抱える貴方。
今。
クーラーの効きすぎる部屋で過ごしながら、込み上げる懐かしさ。
梅雨がとうに明けたというのに、曇りがちな日々。
湿気を含む空気がむわっと身体を包む。
夏の日。
クーラーの取り付けが終わっていなかった部屋は、寝苦しい夜が続いていた。
同居人はあまりの暑さに実家に帰っていて、私はひとり扇風機を回していた。
黒いスクーターで遥々やってきて、当たり前のように部屋に入り、
汗だくのシャツの中に風を送り込むように、扇風機を抱える貴方。
今。
クーラーの効きすぎる部屋で過ごしながら、込み上げる懐かしさ。
七夕の夜。何気なくベランダから空を見たら、
雲と雲の隙間の月明かりがとても明るかった。
彦星と織姫が逢っている、そう思えた。
七夕に産まれた、遠くにお嫁にいった友人が、
七夕の前日に女の子を出産した。
元々、子供が大好きでふんわりとした彼女だから、
きっとふんわりとした家庭を築くことだと思う。
本当に本当におめでとう。
今年1年の半分が過ぎました。
梅雨は容赦なくジメジメとした空気を漂わせて、
雨は降ったり止んだりと気まぐれに街を濡らします。
そうして、この梅雨が明けたなら、夏への扉が開かれる。
湿った気持ちから、私も一歩を踏み出してみようか……
そう思いながらも、その一歩がなかなか踏み出せずに、
気が付けば幾度もの季節を通り過ぎてきた。
行こうか、それとも戻ろうか。
そう考えることすら止めて、立ち止まることを選択。
変化は嫌いではないけれど、変わらないことや繰り返すことに安堵する。
季節は変わる、でも必ず巡ってくるものだと、
知っているから春夏秋冬の移り変わりを好むのでしょう。
一歩先には、夏の空のように晴れやかな未来が見えるかもしれない。
その先には穏やかな秋空。
互いの心と心のぬくもりを感じる冬景色。
そうして、新しい生命の息吹く春。
一歩踏み出せるのか、夏。
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